さて、先日のデジタルマイク勉強会の報告です。
今回のセミナーの目的はゼンハイザー・ジャパン様にお越し頂き、デジタルマイクの概要と、その特徴をご紹介頂き、実践的な検証を行ないながらアナログマイクとの比較なども行ないました。
特徴
・デジタルマイクはAES42と言う規格に準じたものであること。
・音声信号はAES/EBUと同じ、10Vの電源とコントロール信号の伝送が規格に内包されているということでした。
・ダイヤフラム直下にコンバーターがあり、ゲインの増幅もA/D変換後にデジタル領域で行なわれます。
・ケーブルインピーダンスは110Ωでサンプリング周波数によりますが、90m〜300mまで損失無く伝送出来るそうです。
・PCと専用のインターフェースを使いコントロール制御します。
・コントローラーからはゲイン、指向性パターン、ダイナミクス等あらゆる操作が可能になります。
製品としては、D-01、TLM103Dの単体のタイプとMKH8040やKM184等の従来のカプセルをそのまま、使用出来るモジュール交換式とあります。
大体の概要を紹介して頂いた後は、実践比較をおこないました。
TLM103と103D、同機種でのアナログとデジタルの比較
距離も近づけたり離したりしながら、色々と試します。
U87aiとM149とD-01での検証も行ないました。
結果としてデジタルマイクの印象。かなり良いです!
音像が近く、オンでもオフでも色々な使い道がありそうですね。
突っ込んだ内容の質問も飛び出し、とても内容の濃いセミナーとなりました。
ご参加頂いた皆様、
そしてこの日の為に諸々準備とお手伝いくださったT氏と、はるばるお越し頂いたゼンハイザージャパンの皆様にお礼を申し上げます。
こういった機会をもっと作っていき、沢山の情報や意見交流の場を作っていけるよう努めていきたいと思います。
次回は年明け1/20にリボンマイクセミナーを予定しています。